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明治時代の民具がたくさん!「モースの見た日本」



図書館で借りて以来、毎日開いて楽しんでいる本です。

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モースと言えば、大森貝塚を発見した方として有名ですね。

でも、私にとっては、この本の方が興味深い!!

1877年(明治10年)から1883年までに3度訪日したモースは
『この国のありとあらゆる物は、日ならずして消えうせてしまうだろう。私はその日のために日本の民具を収集しておきたい。』
と、本当にありとあらゆる物をアメリカに持ち帰ったそうです。

仏壇や山車(だし)などの大きいものから、雑巾まで(!)幅広いコレクションの写真とモースが描いたイラスト、日記などがたくさん載っています。

特にビックリしたのは食品です!
海苔(のり)、かつお節、いなごの佃煮、金平糖などなど。

100年以上たっているのに、素晴らしい保存状態。


当時の政府は、日本の近代化のためにてっとり早く外国の学問や技術を輸入しようと、外国の学者・技術者をたくさん招いたのだそうです。(モースもその一人)

とにかく西洋に追い付きたかった政府と、日本を冷静に興味深く見ていたモース。

日本人の私も初めて見るようなものばかりで、モースにはただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

気になっていた、鼻緒のない下駄も載っていて感動しました。

確かに、日本に置いてあったら、ほとんどのものが捨てられたり壊れたりして、残らなかったでしょうね。


もちろん、自然な着物姿の写真も見ることができますよ~(*^^*)

最初の目的は「着物本じゃない本で、昔の着物姿を探すこと」だったのですが、この本にはすっかりハマってしまいました(^^)





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プロフィール

きもののき Betty

Author:きもののき Betty
着付け師をしながら、普段もラクに楽しく着物を着て、着物三昧の生活から一転、オットの仕事で北海道・阿寒湖に引っ越し、アイヌ文化三昧の日々。どちらもマニアックな目線で楽しんでいます(^^)

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